

ウズベキスタンが誇る世界遺産の街、ヒヴァ。その旧市街「イチャン・カラ」に滞在するなら、最高の選択肢の一つが【Nazira Boutique Hotel & Terrace】です。
口コミ通りの素晴らしい立地と旧市街に溶け込むような雰囲気は、このホテルを選んで本当に良かったと思わせてくれます。この記事では、私たちの宿泊体験を基に、あなたのヒヴァでの滞在がもっと特別なものになるヒントをお届けします。
高評価ホテルの正直レビュー:オススメ度90%
私たちはAgodaでスタンダードトリプル(25㎡)を2泊、二人で130ドル(約19,500円)で予約しました。部屋にはバス・トイレが付いています。そして簡単な朝食も込み。旧市街(イチャン・カラ)の中心部に位置しており、観光の拠点としては最高の立地でした。



AgodaやGoogleレビューでも非常に高評価を得ている【Nazira Boutique Hotel & Terrace】。実際に宿泊してみて、その理由がよく分かりました。ホテルは一見するとシンプルな「民宿スタイル」ですが、それがかえって居心地がいい。部屋はコンパクトながらも必要な設備は十分に整っており、清潔感も抜群です!オーナーは柔らかな感じの方で、積極的に話しかけてくるタイプではありません。ただ、こちらから話しかけると笑顔で丁寧に対応してくれます。近すぎず遠すぎず、アットホームな雰囲気が心地よかったです。
シンプルだけど、コスパや立地の良さ・清潔感・スタッフの感じの良さ・朝食付きと、私にとっては完璧なホテルでした!豪華なホテルを好む人には向いていないけど、普段ビジネスホテルを利用している人などは問題なく満足できると思います。
このような「民宿スタイル」のホテル、ウズベキスタンの旧市街のホテルでは割と一般的なスタイルです。中庭やテラスがあったり、簡単な朝食が付いているところが多く、部屋自体もコンパクトな場合が多いです。
【Nazira Boutique Hotel & Terrace】の概要と料金
住所 | Mustaqillik 23, Khiva, Uzbekistan |
電話番号 | +998970909195 |
チェックイン | 14:00 |
チェックアウト | 12:00 |
Wi-Fi | 無料Wi-Fiあり |
支払い | 現金(ドルまたはスム)のみ。カード不可 |
設備 | 屋上テラス、エアコン、専用バスルーム、薄型テレビなど |
世界遺産に泊まるメリット
京都の町家ステイをイメージすると近いかもしれません。イチャン・カラ内のホテルは、歴史的建造物の保護と景観維持のため、日本の近代的なホテルとは異なり、簡素な造りであることがほとんどです。最初は少し物足りなさを感じるかもしれませんが、それこそが世界遺産に宿泊する醍醐味だと私は思います。
ホテルの屋上テラスからは、タシュ・ハウリ宮殿やクフナ・アルク、そして夕焼けに染まるイスラム・ホジャ・ミナレットとメドレセといったイチャン・カラの象徴的な建物群が一望できます。朝早くから夜遅くまで、この美しい旧市街の景色を独り占めできるのは、ここに泊まるからこその特権です。夜にはライトアップされたメドレセを眺めながら、ヒヴァの歴史に思いを馳せる贅沢な時間を過ごせます。
ホテルを一歩出れば、そこはもう世界遺産の街。どこを切り取っても絵になるフォトスポットが満載です。治安も良いので、夜でも安心して散歩やショッピングを楽しめます。一本裏通りの道を歩けば、そこに暮らす人々の日常が垣間見え、より深く街の雰囲気を味わえるでしょう。
また、路上で販売されている雑貨は、他の都市に比べて比較的安価なので、お土産探しにもぴったりです。ただし、最初は高めに提示されることが多いので、少しだけ価格交渉をするのがおすすめです。



【Nazira Boutique Hotel & Terrace】周辺の主要観光スポット
ホテルはイチャン・カラの中心部に位置しているため、主要な観光スポットへは徒歩圏内です。
観光スポット | ホテルからの距離(目安) | 特徴 |
イスラム・ホジャ・ミナレットとメドレセ | 徒歩数分 | ヒヴァのシンボル的存在。高いミナレットが特徴。 |
タシュ・ハウリ宮殿 | 徒歩5分以内 | かつてのヒヴァ・ハン国の宮殿。豪華な装飾が見どころ。 |
クフナ・アルク | 徒歩5分以内 | 古い要塞跡で、城壁やモスク、ハーレムなどがある。 |
パフラヴァン・マフムド廟 | 徒歩数分 | ヒヴァの守護聖人パフラヴァン・マフムドの廟。美しい装飾。 |
ジュマ・モスク | 徒歩5分以内 | 200本以上の木製柱が並ぶユニークなモスク。 |
ムハンマド・アミン・ハン・メドレセ | 徒歩5分以内 | イチャン・カラで最大のメドレセ。現在はホテルとして利用。 |
ヒヴァへのアクセス完全ガイド
主要都市からヒヴァ(Nazira Boutique Hotel & Terrace)へのアクセス比較
出発地 | 移動手段 | 主な所要時間(合計) | 快適度 | 費用(目安/片道) | 備考 |
タシケント | 飛行機 | 約3〜4時間 | ★★★★☆ | 約 $30〜$100 | ウルゲンチ空港(URC)へフライト。空港からホテルへはタクシーまたはホテル送迎(約30分)。Yandex Go利用可。 |
鉄道 | 約14〜16時間(夜行) 約10〜13時間(昼行・ブハラ経由) | ★★☆☆☆ | 約 $20〜$70 | 夜行寝台列車は寝ながら移動可。昼行はブハラ乗り換え。ヒヴァ駅からホテルへは徒歩約20〜30分、またはタクシー/Yandex Go(約5〜10分)。 | |
サマルカンド | 飛行機 | 約1時間15分(直行便) 約4〜6時間(タシケント経由) | ★★★★☆ | 約 $50〜$150 | 2024年設立のセントラムエアでウルゲンチへの直行便も運航開始。 直行便は少ない。タシケント経由が多い。ウルゲンチ空港からホテルへはタクシーまたはホテル送迎(約30分)。 |
鉄道 | 約9〜12時間 | ★★☆☆☆ | 約 $15〜$60 | ブハラでの乗り換えが必須。ヒヴァ駅からホテルへは徒歩約20〜30分、またはタクシー/Yandex Go(約5〜10分)。 | |
ブハラ | 飛行機 | 約1時間(直行便) 約3〜5時間(タシケント経由) | ★★★★☆ | 約 $40〜$120 | 直行便は非常に少ない。多くはタシケント経由。ウルゲンチ空港からホテルへはタクシーまたはホテル送迎(約30分)。 |
鉄道 | 約6〜7時間 | ★★★☆☆ | 約 $10〜$40 | ブハラ中心部からカガン駅までタクシーで移動(約20分)が必要。鉄道の中では最も利用しやすいルート。ヒヴァ駅からホテルへは徒歩約20〜30分、またはタクシー/Yandex Go(約5〜10分)。 |
新規就航情報:セントラムエア(Centrum Air)
2024年に設立されたウズベキスタンの新しい航空会社、セントラムエア(Centrum Air)が、サマルカンド〜ウルゲンチ間の直行便の就航を開始しました。これにより、サマルカンドからヒヴァへのアクセスがより便利になり、移動の選択肢が増えました。
【補足事項】
- 費用について: 記載の費用は目安であり、航空券や列車のクラス(エコノミー、ビジネス、クペ、プラッツカルトなど)、予約時期、為替レートによって変動します。早期予約やオフシーズンは比較的安価です。
- 所要時間について: 表内の所要時間には、空港や駅までの移動時間、チェックイン・セキュリティ検査、乗り換えの待ち時間などは含まれていません。これらを加味すると、実際の移動時間はさらに長くなることを想定してください。
- 快適度について: 個人の感じ方によりますが、飛行機は短時間で移動できるため体力的負担が少ないです。鉄道は景色を楽しんだり、旅情を味わいたい方におすすめです。アフラシャブ号は非常に快適ですが、通常の列車(シャルク号や寝台列車)は設備がシンプルな場合もあります。
- ヤンデックスゴー(Yandex Go)について: ウルゲンチとヒヴァでは2024年6月27日よりサービスが開始されており、空港や駅からの移動、市内の移動に便利です。アプリで料金が事前に確認できるため、安心して利用できます。
空港・鉄道駅からヒヴァ旧市街ホテルまでのアクセス
- ウルゲンチ空港⇒ヒヴァ旧市街ホテルまで: 車で約45分
- ヒヴァ駅⇒ヒヴァ旧市街ホテルまで: 車で約5〜10分
ホテル送迎を頼んでおくのもいいと思いますが、最近ヒヴァでもヤンデックスゴーが利用できるようになったので、ヤンデックスゴーを使うのがオススメ!
ヤンデックスゴーの登録方法や使い方はコチラ👇

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目からウロコの旅の組み方はコチラ👇
イチャンカラに泊まったらやるべき事!!
城壁の上を歩く
イチャン・カラの城壁に上るのは、ヒヴァ観光の大きな醍醐味の一つ。特に朝日や夕日を眺めるには最高のロケーション。上から見下ろす旧市街の様子は、地上から見るのとはまた違い、イチャン・カラの全景や細部を異なる角度から楽しむことができます。
城壁に上がって散策できるのは、ぐるりと一周すべてではありませんが、主に以下の2か所からアクセス可能です。
【注意点】 城壁への上り下りは狭く急な階段が多いため、十分注意が必要です。また、城壁の上には柵がない場所も多いので、足元に気を付けて散策してください。
【入場料】時間帯や管理状況によって異なります。私の場合は、昼間は入場料を求められましたが、夕方には誰もおらず無料で上ることができました。訪れる際は、念のため少額の現地通貨を用意しておくと安心です。

夜のイチャン・カラ散歩
イチャン・カラは昼間ももちろん素晴らしいですが、夜になると全く異なる、幻想的な美しさを見せてくれます。ライトアップされたメドレセやモスクは、昼間の雄大さとはまた違う、静かで厳かな雰囲気を醸し出します。
夜のライトアップは、派手さよりも史跡の美しさを際立たせるような工夫がされており、昼間に見たのと同じ建物でも、夜にはまた違った表情を見せてくれます。ぜひ、昼間と同じ場所を夜にもう一度訪れ、その神秘的な光景を写真に収めてみてください。
ヒヴァは治安が良いため、夜になっても安心して旧市街を散策できます。夕食後、ライトアップされた歴史的建造物の間をゆっくりと歩きながらホテルへ戻る時間は、忘れられない思い出となるでしょう。
人気のレストランは夜になると満席になる可能性があるので、夕食は予約をしておくのがおすすめ!
裏路地を散策
イチャン・カラでは、壮大なモスクやミナレットに目を奪われがちですが、ぜひ一歩裏路地へと足を踏み入れてみてください。そこには、観光客向けに整備された表通りとは異なる、現地の人々が実際に生活している雰囲気が息づいています。
ゆっくりと歩きながら生活の音に耳を傾けたり、古びた建物の細部をじっくり観察したりするのも、この街の楽しみ方の一つ。見慣れないマンホールや可愛らしい表札、歴史を感じさせる壁など、何気ないものからも新しい発見があり、思わず何度もシャッターを押してしまいます。
散策中には、可愛らしい現地の子供たちが笑顔でカメラにポーズをとってくれたり、人懐っこい猫が近づいてきたりと、自然と笑顔になる出会いも。こうした小さな触れ合いも、ヒヴァの旅をより豊かなものにしてくれるはずです。
【重要】絶対持っていってほしい!スリッパは忘れずに
【Nazira Boutique Hotel & Terrace】は、玄関で靴を脱ぐスタイルです。そのため、ホテル内は靴下で過ごすことになります。ホテル側でスリッパの用意は基本的にありませんので、ご自身のスリッパを持参することをおすすめします。これがあるだけで、部屋でのリラックス度が格段に上がり、より快適な滞在になること間違いなしです。小さなことですが、旅の快適さを左右するポイントなので、ぜひ参考にしてください。